子どもって、ピーマンが嫌いですよね。
栄養があると聞くと、できれば食べてほしい。
でも、せっかく出しても嫌がられると、親としてはなかなかつらいものがあります。
うちの子も小さい頃からピーマンはあまり好きではありませんでした。
だからといって、まったく食べられないわけではなく、料理の中に入っていれば普通に食べます。
そこで思ったのが、
ピーマンを「好きにさせる」ことよりも、まずは「気にならない形」を見つけることの方が大事なのかもしれない
ということでした。
今回は、子どもがピーマンを嫌う理由と、2〜3歳でも食べやすくなる工夫について、わが家の体験も交えながらまとめてみます。
子どもがピーマンを嫌いなのはよくあること
まず最初にお伝えしたいのは、2〜3歳くらいの子がピーマンを嫌がるのは珍しいことではないということです。
むしろ、このくらいの年齢は
- 苦味に敏感
- 匂いに敏感
- 見た目や食感にもこだわりが出やすい
時期なので、ピーマンのような野菜は苦手になりやすいんですよね。
大人からすると「これくらい普通じゃない?」と思うことでも、子どもにとってはかなり強く感じることがあります。
だから、ピーマンを嫌がるのは、わがままというより、まだその味や匂いに慣れていないだけということも多いと思います。
ピーマンってそんなに栄養があるの?
「そんなに嫌がるなら、別に食べなくてもいいのでは?」と思う一方で、
「でも栄養があるって聞くし…」と気になる方も多いと思います。
ピーマンには、
- ビタミンC
- βカロテン
- 食物繊維
などが含まれています。
野菜の中でも比較的栄養のある食材なので、できれば少しずつでも食べられると嬉しいですよね。
とはいえ、ピーマンだけが特別に絶対必要な野菜というわけではありません。
大事なのは、
「ピーマンを絶対食べさせること」ではなく、野菜に少しずつ慣れていくこと
なのかなと思います。
そう考えると、親の気持ちも少し楽になります。
ピーマンを食べられると、毎日のごはんがちょっと楽になる
先ほど書いたように、ピーマンは絶対に食べなければいけない野菜というわけではありません。
でも、食べられるようになると
毎日のごはんやお弁当作りが少し楽になる野菜ではあるなと思います。
というのも、ピーマンって意外と使いやすいんですよね。
特に夏は値段も安くなりやすく、
家庭菜園でもたくさん採れることがあります。
炒め物や焼きそばに入れやすいですし、
ちょっとした副菜にも使いやすい。
お弁当でも、
- にんじんとピーマンのきんぴら
- ピーマンとツナを炒めたもの
など、彩りにもなるし、すき間おかずとしてもかなり便利です。
ブロッコリーやほうれん草が高い時期でも、
ピーマンが安いと本当に助かることがあります。
安い時に買って、冷凍ストックしておけば、
忙しい日のごはんにも使いやすいですよね。
だからこそ、
ピーマンを「好き」になる必要はなくても、
「この料理なら食べられる」
「入っていても気にならない」
くらいになってくれると、親としてはかなりありがたいです。
そういう意味でピーマンは、
食べられると日々の食事作りが少し楽になる野菜なのかなと思います。
子どもがピーマンを嫌う理由
では、どうしてピーマンはここまで嫌がられやすいのでしょうか。
考えられる理由はいくつかあります。
1. 苦味があるから
これが一番大きいと思います。
大人にはそこまで気にならない苦味でも、子どもにはかなり強く感じることがあります。
ピーマン特有の青っぽい風味も、子どもには食べにくさにつながりやすいですよね。
しかも、子どもが苦味を嫌がるのは、単なるわがままではなく、
本能的な自己防衛の反応とも言われています。
もともと苦味は、自然界では「毒があるかもしれない」というサインでもあるので、
小さい子どもほど敏感に避けやすいんですよね。
そう考えると、ピーマンを嫌がるのは
「困った好き嫌い」ではなく、
体がちゃんと働いている証拠でもあるのかもしれません。
だからこそ、無理に食べさせるよりも、
少しずつ「大丈夫な形」を見つけていく方が自然なのかなと思います。
2. 匂いが独特だから
加熱したときの匂いや、生の青っぽい匂いが苦手な子も多いです。
口に入れる前から「なんか嫌」と感じてしまうこともあると思います。
3. 食感が気になるから
シャキシャキが苦手な子もいれば、くたっとした食感が苦手な子もいます。
これは本当に子どもによって違うので、
味だけでなく“食感の好み”もかなり大きいと感じます。
子どものピーマン嫌いは「好きにさせる」より「気にならない」が大事
ここ、すごく大事だと思っています。
ピーマン嫌いに悩むと、つい
- どうしたら好きになるかな
- なんとか克服させたい
- 食べられるようにしなきゃ
と思ってしまいますよね。
でも実際は、いきなり「好き」に持っていくのはなかなか難しいです。
それよりもまずは、
「ピーマンが入っていても気にならない」状態を目指す
これくらいがちょうどいいのかなと思います。
うちの子も、ピーマンが好きというわけではありません。
でも、料理によっては普通に食べます。
それで十分なんじゃないかな、と今は思っています。
子どもがピーマンを食べやすくする5つの工夫
ここからは、実際にわが家でもやっていた「食べやすくする工夫」を紹介します。
1. 細かく刻んで混ぜる
まず一番やりやすいのがこれです。
ピーマンは、大きいままだと見た目でも「嫌」となりやすいので、
最初はかなり細かく刻んで、料理の中に混ぜ込むのがおすすめです。
特に、
- ミートソース
- ドライカレー
- オムライス
- チャーハン
- ハンバーグ
などは混ぜ込みやすいです。
ピーマンそのものを食べさせるというより、
**“料理の一部として慣れていく”**イメージですね。
2. お肉と一緒にする
これは、わが家ではかなり大きかったです。
うちの子はお肉が大好きなので、ピーマンもお肉と一緒ならあまり気にならないようでした。
たとえば食べやすかったのは、
- ピーマンの肉詰め
- ピーマン入りのミートソース
- ドライカレー
- ハンバーグ
- オムライス
あたりです。
こうして見ると、全部
- 味がしっかりしている
- お肉のうまみがある
- ピーマンが主役じゃない
料理なんですよね。
つまり、ポイントは
「ピーマンを単体で食べさせようとしないこと」
なのかもしれません。
お肉が好きな子なら、
**まずは“好きなものの中に少し入れる”**ところから始めると、かなりハードルが下がると思います。
3. 油を使って炒める
ピーマンは、油と相性がいい野菜です。
炒めることで苦味や青っぽさが少しやわらぎやすくなるので、
茹でるより、炒め物や具材として使う方が食べやすい子も多いと思います。
特に、
- ひき肉と炒める
- ケチャップ味にする
- カレー味にする
など、しっかり味の料理に入れると食べやすくなりやすいです。
4. 最初から「ピーマン料理」にしない
これも意外と大事です。
「今日はピーマンを食べようね」と前に出しすぎると、
子どもも身構えてしまうことがあります。
なので最初は、
- ハンバーグの具のひとつ
- オムライスの具のひとつ
- ミートソースの具のひとつ
くらいで十分だと思います。
“ピーマンを食べる”ではなく、“好きな料理を食べる”
この形の方がうまくいきやすいです。
5. 一口で終われる量にする
親としては「せっかく出したんだから、もう少し食べてほしい」と思ってしまいますよね。
でも、最初からたくさん食べさせようとすると、子どもにとってはハードルが高すぎます。
なので、
- まずはひとかけら
- まずはひと口
- 料理の中に少しだけ
くらいからで十分です。
食べられた経験があると、次につながりやすくなります。
息子がピーマンに少しずつ慣れていった流れ
うちの子がピーマンを食べられるようになるまでには、かなり時間がかかりました。
かかったというより、
時間をかけて少しずつ慣らしていったという感じかもしれません。
でも振り返ってみると、
ある日突然食べられるようになったわけではなく、
少し食べる → 「お、食べたじゃん」 → 少し増やす
これを繰り返して、知らないうちに食べられる料理が増えていった気がします。
わが家は義母が家庭菜園をしていて、
しかも義母の実家が農家ということもあって、夏は本当にピーマンがたくさん採れます。
なので、食べられる料理が見つかると
「これはありがたい」と思って、少しずつ量を増やしていきました。
ただし、増やしたのは
**あくまで“食べられる料理だけ”**です。
最初はハンバーグ
一番最初に食べられたのは、やっぱりハンバーグだったと思います。
ハンバーグに入れると、わりとどんな野菜でも食べやすいので、
これ幸いとピーマンも細かくしてたくさん入れていました。
お肉の味が強いので、ピーマンの苦味や風味がかなり気になりにくかったのだと思います。
次にミートソース
その次はミートソースでした。
これも細かく刻んで入れやすく、味がしっかりしているので食べやすかったです。
逆にオムライスは、あまり入れすぎると緑が目立って見た目で気づかれやすいし、
ハンバーグやミートソースほど味が強くないので、まだ少しハードルが高かった気がします。
その後、焼きそばや肉詰めへ
そのあと少しずつ食べられるようになったのが、焼きそばや肉詰めです。
ただ、このあたりは
見た目に「ピーマンだ」とわかりやすいので、最初はなかなか自分から食べようとはしませんでした。
なので、焼きそばなんて最初は本当に
細切りのピーマンを一切れだけ
入れて、「これ食べてみ」と声をかけるくらいから始めました。
少しずつ増やす。でも増やしすぎない
ピーマンの量を増やすときも、
一気に増やすとやっぱり嫌がりました。
「前は少なかったのに」と、ちゃんとわかるんですよね。
だから、増やすときは本当に少しずつ。
そして文句を言ったら、また少し減らす。
そのかわり、
「じゃあこのくらいは食べてね」
と数切れだけ残すようにしていました。
この
“押しすぎず、でもゼロにはしない”
くらいが、わが家にはちょうどよかった気がします。
ときには「お肉と交換」も
うちの子はお肉が大好きなので、
「ママのお肉と交換してあげる」と言って、ピーマンとお肉を交換することもありました。
このときのピーマンの量は、
いつもより少し多めに残します。
そうすると、いつもなら嫌がりそうな量でも、
なぜかすんなり受け入れてくれることがあったんですよね。
量が多いと嫌がるけれど、
「半分減るならまあいいか」という感じです。
そういう小さな積み重ねも、意外と大きかった気がします。
さらに、
「ママもお肉食べたいから、これだけは食べてね」と言って、
ピーマンをさらに、そこからほんの少しだけ多めに残すようにすると
「ママのお肉が減っちゃうのはかわいそう」と思うのか、
その分は食べてくれることもありました。
ちょっとしたやりとりではありますが、
こういう気持ちの動きをうまく使う工夫も、
わが家ではひとつのきっかけになっていたのかなと思います。
気づけば、お弁当にも使えるように
そうやって少しずつ慣れていくうちに、
今ではピーマンをお弁当にも使えるようになりました。
- にんじんとピーマンのきんぴら
- ピーマンとツナを炒めたもの
などは、彩りにもなってかなり便利です。
もちろん、最初からここまで食べられたわけではありません。
でも、
細かく混ぜる → 少し形を残す → 普通に料理に使える
というふうに、少しずつ慣れていくことはあるんだなと感じています。
だからこそ、ピーマン嫌いも
「今は無理だから終わり」ではなく、
その子が食べやすい形を探しながら、少しずつ慣れていけばいい
のかなと思います。
いろいろ工夫しても食べないなら、料理以外の方法もあり
ここまでやっても、やっぱり食べない。
そういうことももちろんあります。
そんなときは、食べることだけにこだわらず、ピーマンに慣れる方法を増やすのもひとつだと思います。
一緒に料理してみる
2〜3歳くらいなら、
- ピーマンを洗う
- 種を取るのを手伝う
- ボウルに入れる
- 混ぜる
- お皿に並べる
くらいなら一緒にできることもあります。
「食べる」より前に、
触る・見る・匂いをかぐことも、慣れる一歩になります。
家庭菜園で育ててみる
もしできそうなら、ピーマンを育ててみるのも面白いかもしれません。
自分で育てた野菜って、不思議とちょっと気になるんですよね。
もちろん、育てたからといって急に食べるわけではないかもしれません。
でも、
- 花が咲く
- 実がなる
- 大きくなる
- 収穫する
という流れの中で、
ピーマンに対する距離が少し近づくことはあると思います。
それでも食べないときは、ピーマンだけにこだわらなくてもいい
ここも最後にお伝えしたいところです。
ピーマンに栄養があるのは確かですが、
だからといって、絶対にピーマンでなければいけないわけではありません。
野菜に慣れていく道は、ひとつではないですよね。
- にんじんは食べる
- かぼちゃは好き
- トマトは平気
- スープなら飲める
そんなふうに、食べられる野菜が少しずつ増えていけば、それで十分だと思います。
ピーマンだけにこだわりすぎると、
食卓そのものがしんどくなってしまうこともあります。
だからこそ、
「今日は無理でも、また別の形で出してみよう」
くらいの気持ちでいた方が、親も子も楽なのかもしれません。
今は食べなくても、ずっと食べないとは限らない
ピーマンって、子どもの嫌いな野菜としてよく名前が挙がりますよね。
実際に、カゴメの調査でも
子どもが嫌いな野菜の1位がピーマンだったそうです。
でも面白いのが、
大人になって克服した野菜の1位もピーマンだったこと。
理由としては、
- 子どもの頃からの味覚の変化
- 「大人の味」として受け入れるようになった
- 調理法を変えることで克服できた
といったことが挙げられていました。
これって、すごく希望のある話だなと思うんです。
今は食べなくても、
ずっとこのまま食べないとは限らないんですよね。
もちろん、
「大人になったら食べられるから今は別にいい」と言いたいわけではありません。
子どもの時期は、体を作っていく大事な時期ですし、
食べられるものは少しでも増えていった方がやっぱり嬉しいです。
でも、だからといって焦りすぎなくてもいい。
うちの子も、小さい頃はかなり苦手でしたが、
少しずつ慣れていく中で、気づけば食べられる料理が増えていきました。
だからこそ、
「今は無理でも、いつか食べられるかもしれない」
くらいの気持ちで、
その子のペースに合わせて続けていけるといいのかなと思います。
まとめ|子どものピーマン嫌いは「気にならない形」を探せばいい
子どものピーマン嫌いは、本当によくある悩みです。
でも、いきなり好きにさせようとしなくても、
- 細かく刻む
- お肉と一緒にする
- 味の濃い料理に入れる
- まずは少量からにする
- 食べる以外の関わり方も増やす
こうした工夫で、少しずつ「気にならない形」を見つけていくことはできます。
うちの子も、ピーマンが大好きというわけではありません。
それでも、料理の中に入っていれば普通に食べることがあります。
だから私は、
「好きにさせる」より、「食べられる形を見つける」
それくらいでちょうどいいのかなと思っています。
ピーマン嫌いに悩んでいる方の、少しでも気持ちが楽になるきっかけになれば嬉しいです。


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